設計部

設計部では受変電設備、発電設備、通信設備(LAN,web等)照明設備・空調設備・給排水・衛生設備・遠方監視制御設備・その他一般電気設備の設計・施工監理等を実施しております。北は北海道から南は九州までと高速道路のすべての路線に関わっています。特に特筆すべきは、関越自動車道の「関越トンネル受配電設備設計」・東京湾横断道路株式会社発注による「東京湾横断受配電設備設計」と首都高速の「首都高速中央環状新宿線」があげられます。北陸新幹線、都営メトロ線等にも協力しております。

1 関越自動車道 関越トンネル

件名 日本道路公団 関越トンネル受配電設備詳細設計
設計箇所 群馬県利根郡水上町大字能川(66kV変電所所在地)
東京電力新潟県魚沼郡湯沢町大字土樽(6.6kV受電所所在地)東北電力
受変電設備
66kV変電所:受電用変圧器66/22kV、8,500kVA 2台
6.6kV受電所
上記のように、トンネル内の電気設備は特高側は東京電力より、高圧側は東北電力よりと2系統受電になっているため、工事計画書及び認可申請は通商産業大臣(現経済産業大臣)宛に提出しましたが、その申請関係も当社技術部と業務部が協力させて頂きました。また、接地工事では付近が岩盤な為、接地抵抗をうることが難しいので、電圧降下法による抵抗測定なども当社にて行いました。

2 東京湾横断道路(東京湾アクアライン)

件名 東京湾横断道路受配電設備詳細設計
設計箇所 神奈川県川崎市川崎区浮島地先 東京電力
千葉県木更津市中島 東京電力
受変電設備
66kV変電所:受電用変圧器66/22kV、12,500kVA 2台
6.6kV受電所(業務用区分)
この横断道路建設にあたり、工事計画書及び認可申請の申請業務は当社技術部と業務部との協力です。又、歴史の残る大工事であった為、建設に従事した協力会社として川崎側にある浮島換気所に「東京湾アクアライン完成記念碑」があり、当社の社名も刻まれております。

3 首都高速中央環状新宿線

受変電設備
22kVスポットネットワーク
6.6kV受電所(業務用区分)
首都高速中央環状新宿線は板橋区熊野町から目黒区青葉台にいたる延長11㎞で、東京都内の環状6号線(山手通りの地下に建設されるもので現在建設中です。すべての設備が地下に設置されるため、変電設備、換気設備など設計上いろいろ難しい問題を含んでいます。当社では実力を買われ、当初の設計段階からの受変電設備調査設計から詳細設計まで手がけており、最終的というべき実施設計の受注をいただきました。これは、豊島区の高松入り口から地下に入り大橋JCTにて首都高速3号線渋谷線に接続されるもので、途中8ヶ所に換気所が設置され、5ヶ所に東京電力からの受電を行いますがそれぞれ、22kVの3回線スポットネットワーク方式で計画中で平成15年に設計を完了しました。

主な取引先 順不同・敬称略